ブログ記事を書く前には設計図の用意を―アウトライン作成のすすめ―
コチラの記事で文章の構成(組み立て方)について解説しましたが、実は文章を書く前にぜひやってもらいたいことがあります。
それは「アウトライン」を作ること。
「アウトライン」とは“文章の設計図”のことを指します。
料理を作るときはレシピ通りの順番に調理をするし、家具を組み立てるときは設計図に沿って作業をしますよね。
文章も料理や家具の組み立てと同じく、設計図があると迷わず書くことができるようになります。
本記事では「アウトライン」の概要と作り方について解説します。
アウトラインとは文章の設計図
冒頭でアウトラインとは文章の設計図と説明しました。
文章の設計図と言われてもピンとこない人は、ビジネス本の目次をイメージしてみてください。
多くのビジネス本は以下のような構成になっています。
- 第1章(大見出し)
- 第1項(中見出し)
- 第1節(小見出し)
- 第2節
- 第2項
- 第1項(中見出し)
- 第2章
- 第3章
「章」の下に「項」、「項」の下に「節」と細分化されており、それぞれの章にはどんなことが書かれているのかがひと目で分かりますよね。
ブログの文章もこれと同じ考えです。
「大見出し」とその下にある「中見出し(または小見出し)」に、一体何を書くのかをあらかじめ決めてしまうのです。
特に文章を書き慣れていない、あるいは考えながら文章を書くことが苦手な人は、アウトラインを積極的に使うとその効果を実感できるはずです。
アウトラインの作り方
アウトラインはアナログとデジタル、どちらの方法でも作ることができます。
アナログでアウトラインを作る場合
紙とペンで手書きでも良いですが、一度書いたアウトラインの順番を入れ替えたいときには書き直す必要があるので若干不便さが残ります。
そんなときは、ふせん(ポストイット)やカードに各項目を書き出と、自由に順番を入れ替えることができ便利です。
デジタルでアウトラインを作る場合
MicrosoftのWordには標準でアウトライン機能が付いていますが、「WorkFlowly」などのアウトライン作成用のクラウドサービスであればWindowsやMac、スマートフォンなど環境を問わず使うことができるので非常に便利です。
「WorkFlowly」はコチラからアカウントを作ることができます(メールアドレスが必要です)
また『これだけ知っておけばオーケー! ブログ記事の必勝構成パターン』で紹介した「起承結」の枠を使えば、より簡単にアウトラインを作ることができます。
記事を書くのに必要な項目を洗い出して並べ、そこから読みやすく分かりやすい文章にするために順番を入れ替える、あるいは思い切って項目を削ってみるなどの作業を繰り返すと、だんだんと洗練された文章の骨格が浮かび上がってくるはずです。
まとめ
以上『ブログ記事を書く前には設計図の用意を―アウトライン作成のすすめ―』について紹介しました。
アウトラインを作るのは一見するとちょっと面倒ですが、ザックリと作るだけでも文章の流れが見える化でき、思考が整理されるので、結果としてブログ記事執筆にかける時間も短縮できるはずです。
文章の流れが上手くまとまらない、ブログの記事を書くのに時間がかかってしまうという人はぜひ試してみてくださいね。